ポケモンSVの舞台であるイベリア半島へ聖地巡礼旅してきました。
まずはSVのアカデミーのあるテーブルシティのモデル、スペインのド真ん中マドリッドへ向かいます。
スペインへは日本からの直行便は現在なく(過去にIBERIA航空が成田に来ていたらしい?)、まずは経由のためロンドンへ向かいます。
現在ロシア上空を飛行できないため、羽田を離陸後アメリカ方面へ向かって太平洋を飛行し、アラスカ付近から北極を通過しヨーロッパへ向かう航路が取られています。
ロンドン・ヒースロー空港でJAL→IBERIAへ乗り継ぎます
JALはT3、IBERIAはT5ですが乗継導線がわかりやすくなっていたので初の国際線トランジットでしたが余裕でした。ターミナル間は無料のシャトルバスで移動します。
ONE WORLD同士なので預入荷物はマドリッドまでスルーパスです。
マヨール広場のすぐ近くにホテルを取りました。
日本を深夜に出発する便に乗ったため、マドリッド到着は現地時間の正午くらいになります。着いた初日から観光できるのが深夜便の魅力ですね。
ヨーロッパは初めてではないのですが、比較的治安の良い国ばかり行っていたのでスペインは治安の悪さを感じました。マヨール広場も観光客感丸出しでいると怪しいやつに声をかけられますので注意してください。
私は結構海外でマクドナルドに行きます。
日本のマクドナルドで バーガー+ポテトM+ドリンクMの700円程度のセットをいつも頼むのですが、スペインではそれ相当のセットで€8.60でした。為替は変動するので物価感の目安にしてください。
マドリッドから北西に行った街セゴヴィアです。セゴヴィアの水道橋がSVのアカデミーの一部に描かれています。
SVのテーブルシティは位置的にはマドリッドですが、街並みはスペインの名所の寄せ集めで描かれています。
セゴヴィアへはマドリッドから高速鉄道が運行していますが、駅が辺鄙なところにあるのでバスをオススメします。バスのほうが結果速くて安いです。
セゴヴィアからマドリッドを経由してナンジャモシティことハッコウシティのモデル、ヴァレンシアへ向かいます。ここではスペイン国鉄の高速鉄道AVEを利用しました。
ユーレイルパスだと座席指定を追加ユーロで受けなければいけないのですが、それがなんと有人窓口のみ!しかも各駅の窓口は激込みでマドリッドのような大都市の国鉄駅だと1-2時間平気で待ちます。窓口は日本のケチなJRと違って多いんですが客が多すぎて全然回ってこない。
オンラインチケットで購入することもできますが、ユーレイルパスだと非対応ですので窓口に並ぶしかありません。スペインは近郊鉄道もあまりなく、都市間は基本的に高速鉄道で結ばれているため、(日本で例えると東京~大阪に新幹線しか鉄道がなく、在来線相当のものが走っていない状態)ユーレイルパスが非常に不向きな国であると感じました。フランス国鉄はユーレイルパスホルダー向けの座席指定を駅の券売機でできるので激込み窓口とは無縁でいいのですが…
スペイン国鉄にムカつきながらヴァレンシアに到着。この日はバルセロナまで鉄道で移動する工程だったので、滞在時間はわずかです。
あまりナンジャモ感あふれる所はないのですが、ハッコウシティらしくちょっと近代的な街になっています。
なぜかトラムが地下を走っていました。トラムの駅だからって地上を探してると見つからないぜ!
この路線、ヴァレンシアの国鉄駅から芸術科学都市へ向かう際に利用する路線なので国鉄駅側は地下にあることを覚えておいてください。
ヨーロッパ鉄道あるあるですが食堂車やカフェがあります。AVEはカフェがあって座席で食べるスタイルです。基本的に高いのであまり買いません。(日本でも車内販売はあまり買わない)
バルセロナには夜に到着し、この日はホテルで休むのみ
よくユース向けのカプセルホテルに泊まるのですが、バルセロナのホテルでは相部屋の人が活発でチェックインして部屋に入ったら飲み会に引き込まれました。
のんべえのカナダ人によると、近くのスーパーでこのワインたった€2らしい。安い!
彼はこれを4本も買ったらしく、ひたすら回し飲みをしました。
朝からサグラダファミリアへ。相部屋の人たちは私が起きるころに帰ってきて寝るところでした。彼らは飲み歩きが目的らしい。
というかホテル自体がパリピの集まりみたいなところで、夜な夜なパーティーをやっていました。(ちょっとオタクの一人旅には雰囲気が合わない…)
共有スペースで夕飯を食べていたところ、突然ワイワイパーティーが始まり、私と隣にいたスイス人の女の子はちょっと退いていました。
地中海地域らしいイケイケな雰囲気ですね。
また別日、バルセロナからバスでアンドラという国へ行きました。
スペインとフランスの間にある小さな国で、バルセロナか、フランスのトゥールーズからバスでアクセスできます。山に囲まれた国で、鉄道や飛行機は通っていません。
特に何もない国なのですが、南部のヨーロッパの割には冬場はスキーができるような所です。位置的にもナッペ山の辺りですのでここもモデルに関わっていそうです。
アンドラはEU非加盟・シェンゲン協定非加盟ですので国境審査があります。
まあ日本人はパスポートだけでパスできるので特に大きなことはないです。
というかアンドラ入国時は入国審査とか何もなく、バスがそのまま国境を通過していきました。
スペイン帰国時はバスが止められ、国境審査官がバスの乗客の身分チェックを行いました。おそらく彼らはシェンゲンの審査官で、アンドラで購入した物品の税金関係を主に調べていると思われます。私は手荷物を見せて、「カメラはアンドラで購入したものか?」と尋ねられました。
(アンドラはタックスヘイブンで有名らしく、アンドラで買い物をしてEUに持ち帰る人が多いらしい。また、アンドラに入国するにはスペインかフランスというシェンゲン加盟国を通過する必要があるため、アンドラにいる外国人は必然的にシェンゲンに既に入域していることになります。シェンゲンの審査官からすると、既に入域している人物がアンドラからまた戻ってくるだけですので、人物的なチェックはする必要がないためと思われます。※もちろん、シェンゲンに入った証明ができないと相当疑われると思いますが、パスポートに入域のスタンプがあれば充分です。)
アンドラですが、まあ何もないです。「何もない」が存在する国とは言えます。
こういう田舎(クソ失礼)は海外であっても治安がメチャメチャ良いので安心はできます。街の中心部に広い公園があったのですが、みんな芝生で昼寝しているようなのんびりした国でした。
アンドラの注意点ですが、ヨーロッパの周遊SIMのような携帯回線は通じません。
EUは法律で 加盟国間の国際ローミングが可能になっているらしいので基本的には周遊SIM(たいてい中身はVodaphoneとかフランスのOrangeとか)でいいのですが、前述のとおりアンドラは非加盟国ですので携帯回線が通じません。
周遊SIMならAmazonで事前調達できますので、SIMの現地購入は未経験でした。
アンドラは現地購入が必須になります。(海外旅行向けのレンタルWiFiルーターはどうなるかわかりません、高くて使わないので…)
バスを降りて携帯ショップをまず探しました。アンドラテレコムというキャリアがあります。1日だけの滞在でしたので短期間の数ユーロのプリペイドSIMを買いました。
整理券を取っておねえさんとおしゃべりするスタイルなので日本の携帯ショップと雰囲気は同じです。APN設定とかは自分でできるのですがおねえさんがやってくれました。
スマホの言語設定は変えられるようにしておいてください。英語は通じます。
アンドラのマクドナルドはビールが注文できました。価格はMMセットで€8.50程度。スペインとあんま変わんない。
バルセロナ~アンドラの往復はDirect busというバス会社を使いました。
2+2列 最奥5列の自由席です。トイレ付、電源付
バスはガラガラで10人も乗ってなかったので快適でした。
写真に映っている ALSAというバス会社もバルセロナ~アンドラを運行しています。
時間や価格等のお好みで! 往復で買うと安いので同じバス会社を往復利用するのがいいです。
IBERIAでバルセロナからマドリッドを経由してリスボンへ飛びます。
経由の際、空港の制限エリアでヒマをつぶさないといけないのでラウンジっていいなあと思うのであった…(この年に修行しました)
さすがはLCC大国のヨーロッパで、レガシーキャリアも価格対抗しなければ客を奪われるのでそれなりに安いです。スペインでは空港は 「Aeroport」です。まあ英語と単語似ているので迷わないと思います。
スペインの近郊鉄道ではよく楽器を演奏して金をせびる人たちがいます。
私も遭遇しましたが、無視しておけばOKです。
ポルトガルはコルクが有名らしいです。リスボンメトロの椅子もコルク!硬い!
リスボンメトロは物乞いのおじさんに話しかけられました。多分ポルトガル語なので何言ってるかさっぱりわからないし周りの人も無視しているので無視していたらどっか行きました。
リスボンの街並み 坂が多い。神戸とか小樽みたい
リスボンからポルトガル国鉄のInter Cityでアヴェイロへ向かいます。
ヨーロッパらしい客レ
コスタノヴァのカラフルな家
大西洋側の午後順光だろうと思っていたらなんと! メインは午前順光で大西洋側ではなかった!
どうやらこのコスタノヴァ、半島で両側に海があるんですね。んで、メインは大西洋側ではなく東側。
午後に来てしまったので適当に大西洋側の順光箇所で適当に…
一応パルデアの聖地巡礼旅なのですが、あまりゲーム内では描かれていないです。
まあ位置的にもマリナードタウンの辺りが港町として描かれているのでポルトガルも巡ってきました。
ポルトガルのマクドナルド。いつものサイズ感のセットで€6.80
アヴェイロで1泊し、鉄道で少々北上した街 ポルトからフランスへ飛行機で移動。
ついでにポルトの街を観光していたらステキな風景! 日が差すのを待っていたら飛行機に危うく乗り損ねるところ…(チェックインギリギリで滑り込んだ) トラム乗り間違えたらオワってた笑
パルデア旅行はこれで終わりで、ポルトからフランスへ渡った後はカロスを巡っていました。
そちらはまた後で👋